犬のワクチンの種類には何がある?それぞれの効果や費用を解説

白い犬

ワクチンにはさまざまな病気に対応する多種混合ワクチンと、狂犬病ワクチンの2種類に分類されます。全て注射によって行われ、ウイルスや細菌から身体を守るための抗体を体内で作ることが目的です。時期によって行う種類が異なり、生後8週以降であれば5種混合となります。生後11週と14週以降に受けるのは5種もしくは8種混合であり、110日前後には狂犬病ワクチンの接種義務が発生します。これ以降は年に1回、両者の接種が必要です。

飼育環境により、生後11週以降に選ぶべき種別は異なります。室内・室外の飼育、ドッグランや海・山などのアウトドアの際に連れて行くなど行動によっても大きく変わるという点にも注意してください。地域ごとに流行している感染症なども異なるため、接種の際には行きつけの動物病院で相談して決めると良いでしょう。

5種混合ワクチンは、主に自宅近辺で過ごしている場合に使用します。費用は6,500円でありジステンバーとアデノウイルス2型感染症、伝染性肝炎とパラインフルエンザウイルス感染症、さらにパルボウイルス感染症に対しての予防接種となります。他府県に出かけたり、山など自然の多い場所で遊ばせている場合には8種混合が望ましいです。費用は8,000円であり5種の内容に加えてコロナウイルス感染症と、2種類のレプトスピラ病の合計8種類となります。

混合ワクチンに含まれる疾患の主な特徴を見ていくと、ジステンパーは感染した犬の目ヤニや排泄物などから感染する病気です。初期症状は目ヤニや鼻水・発熱などですが、進行すると麻痺や痙攣を伴い致死率は50?90%と非常に危険です。犬アデノウイルス2型は咳やくしゃみなど風邪に似た症状で、1型によって感染する伝染性肝炎より致死率が低いものの他のウイルス・細菌による複合感染が多いため、こちらも危険なことには変わりありません。

排泄物から伝染してしまうパルボウイルス感染症は、特に子犬の致死率が高い症状です。ケンネルコフという別名称があるパラインフルエンザウイルス感染症は、咳・発熱など重い風邪の症状のような病気であり他の感染症との合併率が高くなります。コロナウイルス感染症も同じく排泄物から発症し、腸炎を引き起こすパルボウイルス感染症などと複合感染して重篤な状態になるケースが多いです。病名と同じ名前の菌によって感染するレプトスピラ症は、感染した動物の尿で汚染された土壌や水を口にすることで発症します。人間にも感染するおそれがあるため、他の疾患と同様注意すべき病気です。

狂犬病ワクチンに関しては、初年度は登録費用も必要なため7,100円となります。次回以降は、接種の費用が下がり4,100円です。ワクチン以外には、年に1回注射で投薬が必要なノミ・マダニの予防薬も忘れてはなりません。